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【卒業生の声】化粧品会社食品研究所所長 H.Mさん 

2016.07.29

私は企業の研究所で、サプリメントの研究開発をしています。10年前の日本では、まだサプリメントはあまり認知されておらず、利用者は今ほど多くありませんでした。
そこで、高品質なサプリメントを開発するために、サプリメントの本場であるアメリカの本格的な栄養学を学びたいと考え本校に入学し、4年間かけて2001年に博士課程を修了しました。

それまでサプリメントの開発研究をしていましたのである程度の知識はありましたが、本校で学ぶ栄養学はそれまでとは大きく異なる内容でした。
今では一般的に認知されるようになったGI(グリセミックインデックス)やエンプティカロリーという考え方も当時の日本では全く知られておらず、私には大きな驚きでした。

精製度の高い食品を食べるほど必要なビタミンやミネラルが相互的に不足して、エネルギーを作り出せないこと、加工食品は、すぐに血糖値をあげるためにインシュリンの分泌は過剰になり、逆に低血糖になってしまうという考え方は大変勉強になりました。
知人から「どんな食事をしたら健康になるのか?」とよく聞かれますが、「できるだけ精製度の低い自然のままの食品を食べていれば、決して肥満に生活習慣病にもならない」と答えています。また私自身は、酵素栄養学で学んだことを今も実践しています。私は胃腸が強くないので朝食を摂ることが苦手でした。しっかり食べなければいけないと無理したことで、かえって胃に負担をかけていたようです。朝は酵素を含んだフルーツから食べ、その後軽い炭水化物やヨーグルトなどを摂取する食事に変えた結果、とても調子良くなりました。夜型の生活・飽食の時代には無理に食べずにお腹が空いてから適度に食べることのほうが適せつだと感じました。

私は研究交流で中医学の教授や医師と話す機会が多いのですが、彼らは常に「全体観」という言葉を口にします。研究開発の過程においては、食品の効果を身体の一部の器官や細胞レベルで評価するのが一般的ですが、身体の全体に作用するすべて解明するのは、非常に難しいことです。一時的な摂取による作用と、長期間の摂取による作用はことなるかもしれません。どんなに科学的な評価をしても、結局一番大切なのは長年の食経験による効能であり、医食同源に基づいた漢方の歴史にはかなわないことを痛感します。

中医学の全体観とは「ホリスティック」と同じ意味です。中医学においては、病気を治すのは普通の医者で、名医は病気ではなく人を治すとされています。私自身も日頃の研究開発で「全体観(ホリスティック)」の考え方を大切にし、多くの人が健康になる食品の開発を心がけています。

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